【Health×Tech】ヘルステックとは【排泄予測?ベースフード?2025年問題?】
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こんにちは、えもんです。
今回は、近頃話題になっているヘルステック(HealthTech)について説明したいと思います。
ヘルステック(HealthTech)とは
近年、複数のビジネスドメインとテクノロジーを組み合わせる事により、革新的なイノベーションを起こし、サービス化している例がたくさん出てきています。
言葉ではFinTechやEdTechなどが有名でしょうか。
FinTech・・・Financial×Technology(金融×IT)
→ マネーフォワードやLINE Payなどが代表的なサービス
EdTech・・・Education×Technology(教育×IT)
→ ドットインストール、Khan Academyなどが代表的なサービス
このように別ドメインのビジネスとテクノロジーを掛け合わせて新たなサービスを作るのが世界の潮流となっています。その中でもヘルスケア分野とテクノロジーを組み合わせたHealthTechに注目が集まっています。
では、なぜHealthTechに注目が集まっているのでしょうか。
2025年問題
2025年問題という言葉をご存知でしょうか。
2025年問題とは1947年から1949年生まれのいわゆる「団塊の世代」が75歳以上になる2025年ごろに起こると予測される様々な問題のことを指します。
国民の4人に1人が後期高齢者という超高齢化社会が到来すると言われており、特に医療・介護業界への影響は計り知れないでしょう。
後期高齢者の増加に伴う医療・介護の需要と供給が合わなくなっていき、病院やクリニックに勤務する医師の労働環境はさらに悪くなっていくと考えられています。
また、医療業界のみならず、社会全体に対しても影響がある言われております。
医療・介護サービスの利用者増加により、社会保障全体の費用が増加します。それを補うために、現役世代への社会保障費負担の増加は逃れられないように思います。
このように様々な問題が予想される2025年問題の解決策として注目されているのがHealthTechとなります。
では、具体的にどのようなサービスがあるのでしょうか。
次は代表的なヘルステックサービスを紹介します。
代表的なヘルステックサービス
遠隔診療サービス
医療の新しい形といえば遠隔医療サービスをイメージする方も多いのではないのでしょうか。これもHealthTechの一つとなります。
医療機関に通院できない患者が、遠隔地にいる医師に診療・診断してもらうサービスです。近年では予約から薬の受け取りまで、スマートフォンやタブレット端末で完結できるサービスも出てきており、過疎地域や離島の患者、忙しいビジネスパーソンなどへの活用が期待されています。
遠隔治療自体は今後徐々に普及していくと思われますが、遠隔治療を受けるためのインフラ整備や高齢者のITへの適応が直近の課題になるのではないでしょうか。
排泄予測ウェアラブルデバイス「DFree」
介護者の負担を軽減することを目的として開発され、注目されている製品となります。
超音波センサーが付いたウェアラブルデバイスを被介護者の下腹部に装着することで、膀胱の大きさを読み取って排尿前後のタイミングを予測します。
予測通知は介護者のスマホに送られ、通知を基に対処することで予期しない失禁を未然に防ぎます。
BASE FOOD
HeathTechは既に病気にかかった人のみのサービスではありません。近年では病気にならないための身体を作る「予防医療」にも注目が集まっています。
その予防医療を食事の面からサポートするのが、このBASE FOODです。
なんとベースフード1食で1日に必要な栄養素の3分1を摂る事ができます。
身体に良い事に加えて、簡単に調理ができかつ美味しさも兼ね備えていることから人気になっています。
調理時間も短くできるため、忙しいビジネスパーソンにも人気の商品です。
パスタを中心にパンや焼きそば、台湾まぜそばなどの種類があり、今後も種類が増えていくことが予想されます。
まとめ
このように2025年に超高齢化社会を迎えるの日本では、HealthTechベンチャーが盛り上がりを見せています。
医療・介護の分野において従来どおりのサービスではいずれ限界が来ます。
テクノロジーの力を利用して国民1人1人が病気にならない身体づくりを心がけることが2025年問題を解決する最善の方法なのではないでしょうか。