えもんブログ

社内SEのひとりごと

5年勤めたSIerを退職しました

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こんにちは、えもんです。

 

SIerの社内SEからコンサルティングファームへ転職して数ヶ月が経ちました。

退職エントリとか書くほどのことしてないしなぁ。と思って避けていましたが、

 僕と同じような境遇の人の参考となれば良いなと思い、エントリを書きたいと思います。

簡単な自己紹介

理系大学院を卒業後、SIerで社内SEとして働いていました。

社内SEも業務範囲が多岐にわたりますが、私は社内のセキュリティを担当しており、社内のセキュリティと呼ばれるモノには一通り携わってきました。

まぁ、セキュリティを担当していてもSIerらしくパワポ、エクセル屋さんです。

よくあるプロジェクトのスケジュール管理、進捗管理とかですね。

世間一般的にはPMO(Project Management Office)と呼ばれている業務でしょうか。

一日の働き方については下記で簡単に説明しています。

www.emonnao.com

なぜやめるのか

前職ではセキュリティ分野の最新技術や製品に触れることができたり、海外のカンファレンスに参加できたりと若手ながら貴重な経験を積ませてもらいました。

ワークライフバランスについても、有給は取ろうと思えばいつでも取れるし、残業は月10時間程度とSIerの中では珍しい環境で仕事をさせてもらっていました。

また、職場の人間関係についても温和な人が多く、5年間の業務の中でも感情的に怒られた経験はありません。(一つずつ論理的に詰められるということはよくありましたが。)

このような恵まれた環境の中でいてなぜ辞めるという決断に至ったのか。ですが、

一言で表すと社会人としての経験値の少なさを感じてしまったからです。

 

これまで5年間さまざまな業務を経験させてもらいましたが、自分の判断、思考が求められる機会がとても少なかったように感じています。

基本的な業務の流れとして、トップマネジメント層から降りてくる業務が分解され、その一部が自分の担当部分になります。

その担当部分についてはある程度裁量が任されるのですが、結局は上司の意向に沿った業務の進め方が前提となります。

そのような環境の中で業務を行うと、どうしても上司の意見を仰ぐことが習慣になっていきます。すると、自分の頭で考えるということができない状態になります。

この仕事は上司がOKといったらOKなんだ。それがゴールなんだ。という思考です。

 

いや、担当部分で裁量が与えられているんだから、自分の頭で考えて上司を説得すれば良いじゃない。という人もいると思います。

その通りです。その通りなんですが、甘える環境がそこにあると僕は甘えてしまうのです。

これからは個の時代とも言われており、「所属企業の名前」よりも「自分に何ができるか」で評価されていく時代が来ると考えています。

そのような時代を迎えると考えていながらも、環境に甘えたまま他人の判断軸で業務遂行している自分に違和感がありました。

自分にとって甘くない環境に身を置くこと。これが僕の転職する主な理由です。

 

今はコンサルティングファームに所属していますが、利き手を変えるような転職だと感じています。

スライド一枚作成するのにもコンサルチックなノウハウが求められており、少々苦労しているところです。PEST分析などのフレームワークも当たり前のように使われているのでその辺の知識のキャッチアップに必死の状態です。

コンサルの仕事についても、紹介できる範囲で書いていこうと思います。

他にも退職時に上司をどう説得したとかも書いていければ良いかな。。。

 

今の時点ではこの選択が正しかったかどうかはわかりません。

ただ、10年後、20年後の自分が今を振り返ったときに後悔していないようひたすら努力するだけだと思います。