【位置情報公開?】女子高生に人気のZenlyについて調べてみた【『どこにいる?』はもう不要】
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こんにちは、えもんです。
先日LINEのマーケティング責任者の舛田淳さんが以下のようなツイートをしていました。日本一のSNSであるLINEも関心を寄せるZenlyとは一体どのようなサービスなのでしょうか。
#Zenly が10代を中心に流行り始めていますが、2015年に出して既に終了させましたがLINEのリアルタイム位置情報共有サービス「LINE HERE」なんてのがありました。
— 舛田 masujun @ LINE (@masujun) July 12, 2019
タイミングは今だったか…無念。https://t.co/OjYWGOxRmS
今回は、急成長中のSNS『Zenly』について解説したいと思います。
Zenlyとは
Zenlyは2015年にフランスのZenlyh社が開発した、電話番号やIDで友達になった人の現在地を確認する事ができる位置情報シェアアプリです。
FacebokやWeChatにも同じように位置情報をシェアする機能がついてありますが、アプリを実行中でないと表示されません。
一方、Zenlyはアプリを閉じている状態でも現在の位置情報を共有し続けます。ここがその他のSNSと大きく異なる点ですね。
「このAppの使用中のみ許可」を押しても次へ進みません。
「常に許可」のみ利用可能です。
20代後半男性の感覚としては常に位置情報をシェアするということ自体少し怖く感じます。何故10代の若者に支持され始めているのでしょうか。
主な機能を見ていきましょう。
主な機能
友達の追加
SNSでは当たり前の機能となっている友達の追加です。Zenlyは初回登録時に電話番号の登録を行います。また、電話帳と連携しているため、電話帳に載っている人が既にZenlyを利用していれば、自動的に友達に追加されます。
電話帳の他にもZenly ID、電話番号、Bumpといった方法で友人を追加することが可能です。この辺はLINEなどと大きく変わりませんね。
チャット機能
SNSでは当たり前となっているチャット機能です。1対1のみではなくグループチャットも可能です。地図上に表示されている友達をタップするとその場でスレッドが立てられます。
メッセージのみでなくスタンプなども送れるので、LINE感覚で利用することができます。
位置情報が表示されていることから、わざわざ「今どこにいる?」と言う必要性が無くなったり、「お互い近くにいるし…」となり、近くにいる人を誘いやすくなるというメリットがありますね。
セキュリティについて
常に位置情報を公開しているという点でセキュリティ的に「怖い」という思う方もいるかも知れませんが、もちろん位置情報をあいまいにしたり、固定したりする機能があります。
ゴースト設定
「特定の人のみ居場所を特定されたくない。」といった要望のためにゴースト設定というのがあります。
正確な位置:現在地が正確に表示される。
「あいまい」な位置:現在地から外れた大まかな位置が表示される。相手にも「あいまい」な位置設定している事がわかる。
位置を「フリーズ」:この設定をした瞬間の現在地が固定される。「2時間、8時間、24時間、ずっと」から選択可能。
まとめ
女子高生を中心に人気の出ているZenlyについて解説してみました。
基本的な機能はLINEと同じですが、「友達と常に位置情報共有する」点が大きな特徴です。いつでもどこでもつながる状態が当たり前の今の時代を表していますね。
この機能があれば、友達との待ち合わせは楽になるでしょうし、その人がどのような場所にいるのかが分かることでパーソナリティを深く知るきっかけとなると思います。
一方、家の場所を教えなくても検討がついてしまったり、知られてほしくない情報を知られてしまうリスクはあるので、うまく運用しないといけないのは間違いなさそうです。
「ごめん!今、家出た!(まだ出ていない)」が使えないじゃん…
また、Twitterで不特定多数の人とZenly IDを交換している人を見かけますが、非常にリスクの高い行為だと感じます。
セキュリティの点を考えると、ゴースト機能があったとしても、相手に自分の大まかな位置情報を伝えることになるので友達追加は安易に行わない方が良いですね。